洗面所の収納増設・ミラーキャビネット設置工事について
1. 収納増設工事
洗面所は日用品やタオル、洗剤類を収納するスペースが必要ですが、収納が不足していると散らかりやすくなります。収納増設工事では、以下の方法が一般的です。
壁面収納の設置
洗面台の上部や横のスペースを利用して、壁に棚を取り付けることで収納力を向上させます。可動棚を設置すれば、収納するものに応じて高さを調整できます。
キャビネットの追加
洗面台下のデッドスペースを活用し、新たに収納キャビネットを設置することで、スペースを有効活用できます。収納ボックスを組み合わせることで整理しやすくなります。
造作収納の設置
壁面に造作棚を設けたり、洗濯機上の空間を活用したりすることで、収納力をアップできます。既製品よりも空間にぴったり合うため、使いやすい収納が実現可能です。
2. ミラーキャビネット設置工事
ミラーキャビネットは、鏡の裏に収納スペースがあるため、省スペースで収納力を向上できる便利な設備です。設置方法には以下の種類があります。
既存のミラーを撤去し、新たにミラーキャビネットを設置
現在の洗面台に平面の鏡が設置されている場合、それを撤去してミラーキャビネットに交換する工事が一般的です。壁に埋め込むタイプと、壁に直接取り付けるタイプがあります。
壁面埋め込み型ミラーキャビネットの設置
壁の中に収納部分を埋め込むことで、出っ張りを抑えたスッキリした仕上がりになります。施工には壁の一部を開口する必要があるため、事前の確認が必要です。
表面取り付け型ミラーキャビネットの設置
壁の上から直接取り付けるタイプで、比較的簡単な工事で設置が可能です。壁を開口しないため、賃貸住宅などでも導入しやすいのが特徴です。
3. 工事の流れ
- 現地調査・打ち合わせ: 収納の配置やサイズ、設置方法を決定します。
- 商品選定: 収納棚やミラーキャビネットのデザイン・仕様を決定します。
- 施工: 設置工事を実施し、必要に応じて壁の補強や配線工事を行います。
- 仕上げ・確認: 取り付け後、動作確認や仕上げを行い、施工完了となります。
4. 工事の注意点
- ミラーキャビネットを設置する場合、壁の強度や配線の状況を事前に確認する必要があります。
- 収納増設の際は、動線を考慮し、使いやすい位置に設置することが重要です。
- 賃貸住宅の場合、原状回復の条件を確認した上で施工を検討してください。
洗面所の収納を増やし、ミラーキャビネットを設置することで、使いやすく整理整頓しやすい空間を実現できます。ご希望に合わせたプランニングが可能ですので、施工前にしっかりと計画を立てることが大切です。