株式会社大登技建

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洗面所のバリアフリー化リフォームについて

1. バリアフリー化の目的

洗面所のバリアフリーリフォームは、高齢者や身体の不自由な方が安全かつ快適に使用できる環境を整えるために行います。転倒リスクの軽減や、車椅子での利用のしやすさを向上させることが主な目的です。

2. 主なリフォーム内容

2.1 段差解消

洗面所の出入り口や床に段差があると、転倒の原因になります。バリアフリー化では、床の高さをそろえることで安全な移動を実現します。

2.2 広い出入口の確保

車椅子の利用に対応するために、出入口の幅を広げることが重要です。一般的に、幅80cm以上の開口部を確保すると車椅子でもスムーズに出入りできます。

2.3 手すりの設置

洗面台や出入口付近に手すりを設置することで、立ち上がりや移動のサポートが可能になります。特に、足腰の弱い方には必須の設備です。

2.4 使いやすい洗面台

バリアフリー対応の洗面台は、車椅子でも利用しやすいように足元のスペースが広く設計されています。また、高さを調整できるタイプもあり、利用者に合わせた設置が可能です。

2.5 滑りにくい床材

水がこぼれることが多い洗面所では、滑りにくい床材を使用することが重要です。クッションフロアやノンスリップ加工のタイルを使用することで、安全性を向上させます。

3. リフォーム費用の目安

  • 段差解消工事: 約5万円~15万円
  • 出入口の拡張: 約10万円~30万円
  • 手すりの設置: 約2万円~10万円
  • バリアフリー洗面台の導入: 約10万円~30万円
  • 床材の変更: 約5万円~15万円

※費用は工事内容や使用する設備によって異なります。

4. 介護保険の補助制度

要支援・要介護認定を受けている方は、介護保険の住宅改修費の支給を受けられる可能性があります。手すりの設置や段差解消など、必要な工事の費用を一部負担してもらえる制度があるため、事前に自治体へ相談するとよいでしょう。

5. まとめ

洗面所のバリアフリーリフォームは、安全で快適な生活を実現するために重要な工事です。出入口の幅や床の段差、洗面台の高さなど、使用する方に合わせた設計が求められます。リフォームを検討する際は、専門業者と相談しながら計画を立てることをおすすめします。